身元調査とは、従業員の採用にあたって、独自にまたは第三者に依頼して応募者の生活状況、
家族の職業、思想・信条等を調べることです。
身元調査をすることは、応募者の適性と能力を判断する上で必要のない事項を把握することであり、それらを採用基準として就職の採否を決めることは就職差別につながるおそれがあります。
応募書類(履歴書)は、本籍地、家族の職業等の就職差別につながるおそれのある事項を除いた様式に定められています。次のものを使用してください。
応募者の区分 | 応募書類 |
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新規中学校卒業者 | 京都府で定めた「応募書類」 |
新規高等学校卒業者 | 「近畿高等学校統一用紙」 |
新規大学等卒業者 | 厚生労働省編参考例に基づく応募書類又は 厚生労働省履歴書様式例に基づく応募書類 |
中途採用への応募者 | 厚生労働省履歴書様式例に基づく応募書類 |
◎男女の雇用機会均等の視点から
次のような質問は、公正な採用選考(男女雇用機会均等法)に反します。男女雇用機会均等法では、募集・採用・配置・昇進等についての性別を理由とする差別を禁止し、セクシュアル・ハラスメントについても防止するよう定めています。
◎外国籍の応募者の人権尊重を
外国籍の応募者、とりわけ在日韓国・朝鮮人に対する差別や偏見が残っており、就職の機会均等が保障されていない実態があります。
基本的人権を尊重し、人種・国籍などで就職差別をすることがないよう正しい理解と認識を深めましょう。
世界中にはさまざまな文化や生活習慣を持った人々が住んでいます。市民一人ひとりがその違いを理解し、お互いを尊重しあうことが大切です。